聖 書 詩篇133:1~3

(1) 見よ、兄弟が和合して共におるのはいかに麗しく楽しいことであろう。(2) それはこうべに注がれた尊い油がひげに流れ、アロンのひげに流れ、その衣のえりにまで流れくだるようだ。(3) またヘルモンの露がシオンの山に下るようだ。これは主がかしこに祝福を命じ、とこしえに命を与えられたからである。

 今日は、ペンテコステです。『みんなの者が一緒に集まっていると・・・一同は聖霊に満たされ、・・・』(使徒行伝2:1~4)とあります。皆が一同に集まり、多分祈っていたと事でしょう。その時に聖霊が下り、力強い、神の働きが成され、神の教会が誕生しました。今朝のこの箇所も、兄弟が和合して共にいるのはいかにも麗しく、祝福に満ちたものである事を歌っています。
1.兄弟が和合して共にいるのは、麗しく楽しい
 この地上での血による家族の絆は強いものであり、麗しいものです。同じように、私たちは一つの霊による神の家族です。最近は、家族の絆が希薄になってきたと言われますが、それは悲しいことです。家族こそ、社会を構成する一番小さなグループであり、しっかりとした絆で結ばれるべきものです。教会はそれを助けるものだと思います。そのために、私たちは、神の家族としての交わりを深め、共に愛し合うことを学び、共に神の祝福に預かり、肉の家族にまでもその祝福が及んでいくようになっていくのだと思います。
① 神の家族としての交わり—–それは、表面的な交わりだけでなく、本音で語り、受容し、慰め、励まし、共に祝福に預かり、成長していくものです(エペソ4:15,16)。決して内向きになるのでなく、変化を受け入れ、適用していく懐の深さがあります。
② きよい交わり—–大切な人間関係だからこそ、神様のルールを守ります。相手を思いやる心、互いの徳を立て上げる心をもって交わることです。批判や非難でなく、受容する心を持って、話を聞く事。守秘義務を守ること。清さを保ち、信頼関係を築いていきます(ヘブル10:22~25)。
③ 同じ目的に向っての交わり—–天国と言うゴールを目指している者であり、この地上では、神の栄光を現すことを目指し(Ⅰテサロニケ2:12)、神の家(教会)に連なり、神の家族と共に歩んでいく者です(エペソ2:18~22)。
2.尊い油が流れ下るようだ
大祭司アロンの頭に尊い油が注がれ、ひげに流れ、衣のえり(12部族統合を象徴する記名入りの2つの宝石と12の宝石列が下がっている)にまで流れ下るようだ。これはイスラエル12部族の一致の喜びです。尊い油は聖霊を象徴すると思います。慰め主が、和解を与え、一致を与え、神の祝福が、頭から裾野に至るまで、溢れるほど豊に流れ下っていきます。それはまるで、十字架によって、神との和解が成され、神の愛と祝福が、信じる人々を通して、個人から家族へ、家族から国家へ、国家から世界へと、末広がりに流れていくようです。
3.主がかしこに祝福を命じ、とこしえに命を与えられた
万年雪をいただくヘルモン山に豊に蓄えられるほどの水気が、シオンの山々を中心とする乾燥したユダの山岳地帯にまで流れ潤すようです。地を潤す『露』は天から注がれる祝福の印です(創世記27:18、イザヤ26:19)。『これは主がかしこに祝福を命じ、とこしえに命を与えられたから』です。神は、神の家族に対して、すでに永遠の命を与え、祝福を命じ送ってくださっています。それは露のように静かではあっても確実に潤すものです。
表面的な交わりだけでなく、深い交わりもできるようになっていきたいです。そして神の家族として、互いの重荷を負いあい、祈り合い、分かち合っていきましょう。主が愛されたように、私たちも互いに赦しあい、愛し合ってく群れとなり、平和の絆で結ばれて、聖霊の一致を保つように努め、キリストの体なる教会(神の家)を、しっかりと建て上げていけるようになっていきたいと思います。