聖 書 ダニエル3:24~27

(24) その時、ネブカデネザル王は驚いて急ぎ立ちあがり、大臣たちに言った、「われわれはあの三人を縛って、火の中に投げ入れたではないか」。彼らは王に答えて言った、「王よ、そのとおりです」。(25) 王は答えて言った、「しかし、わたしの見るのに四人の者がなわめなしに、火の中を歩いているが、なんの害をも受けていない。その第四の者の様子は神の子のようだ」。(26) そこでネブカデネザルは、その火の燃える炉の入口に近寄って、「いと高き神のしもべシャデラク、メシャク、アベデネゴよ、出てきなさい」と言ったので、シャデラク、メシャク、アベデネゴはその火の中から出てきた。(27) 総督、長官、知事および王の大臣たちも集まってきて、この人々を見たが、火は彼らの身にはなんの力もなく、その頭の毛は焼けず、その外套はそこなわれず、火のにおいもこれに付かなかった。

ダニエル6:19~20

(19) こうして王は朝まだき起きて、ししの穴へ急いで行ったが、(20) ダニエルのいる穴に近づいたとき、悲しげな声をあげて呼ばわり、ダニエルに言った、「生ける神のしもべダニエルよ、あなたが常に仕えている神はあなたを救って、ししの害を免れさせることができたか」。

現代は自由主義、民主主義なので平和の時代である。しかし、その反面とっても危険な時代でもある。正体不明の病も多いし、事故も多いし、日本では地震もたくさん起こっている。けれども神様の民は大丈夫である。なぜなら神様がいつも助けて下さり、守って下さるからである。今日もみ言葉を通して私たち一人一人を慰めて下さるのである。それを信じて元気に生きていこう。
1.シャデラク、メシャク、アベデネゴを守って下さった。
シャデラク、メシャク、アベデネゴはネブカデネザル王が造った偶像に拝まなかったことで火の燃える炉の中に投げ込まれた。しかも、七倍も熱くした。ところでネブカデネザル王の命令によって炉に投げ込んだのは三人なのに炉に中には4人がいた。25節「しかし、わたしの見るのに四人の者がなわめなしに、火の中を歩いているが、なんの害をも受けていない。その第四の者の様子は神の子のようだ」。
実に神様が天使を遣わして三人の信仰者を守って下さった。神様は彼らを燃える炉の中から救って下さった。神様はこのようにただただ主に信頼するものを守って下さるのである。
2.ダニエルをししの危害から守って下さった。
ダニエルを妬んでいた国の高官たちは変な法律を作った。当時のダリヨス王以外に他の人や神に祈るなら誰でもししの穴に投げ入れるというものであった。ダニエルはその法律があることを良く知っていながら神様に祈りを捧げ続けた。とうとうダニエルは捕らえられししの穴に投げ入れられた。しかし、神様はそこに天使を送って、ししの口を閉ざし、何の害もないようになさった。
3.ルターを皇帝カールの追跡から守って下さった。
 1517年10月31日、ルターは95箇条の質問状をヴィッテンベルク教会の扉に張り出した。その発端となったのはカトリック教会による免罪符の販売であった。彼は1521年4月神聖ローマー皇帝カールの前に立った。彼はそこで撤回を求められたが、それを拒否したために命を奪われることとなった。皇帝カールは「約束通り帰宅させるが、その後は彼を発見した者は、彼を捕らえて官憲に引き渡すべきである」と宣言した。彼はその夜一隊の騎兵に捕らわれたが、不思議な神の手によって救出された。 その後、皇帝カールの追跡は彼が召される迄 の25年間は不思議なように全くなかったのである。