聖 書:ピリピ人への手紙4章6節~7節

(6) 何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。(7) そうすれば、人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るであろう。

 今年も相変わらず忙しい一年でしたが、神様の助けの中、最終聖日を迎えました。今日のみことばを通してもう一度2012年を振り返えってみたいです。
1.夢を追い求める一年
 今日の箇所には結婚式場での出来事が書いてあります。結婚は私達の人生の中で一番喜びの日、最も幸せの日を象徴するものの一つだと思います。結婚以外にも人によっては一番嬉しい日が幾つかあると思います。今日の箇所に出てくる新郎、新婦は今まで夢を追い求めてきました。彼らにいよいよ夢を手に入れる日が来ました。新郎新婦は最も切実に求めたことを手に入れました。二人は人生の中でこの日以上に嬉しい日はありません。この日以上に嬉しいこともありません。私達も幸せの日を追い求めて一年間、朝から夜まで頑張りました。今年は夢だったものを手に入れた方がいらっしゃるかも知れません。また、来年持ち越しの方もおられるかも知れません。
2.夢を諦めた一年
 今日のみことばを見ると結婚式の途中、ぶどう酒がなくなりました。沢山準備したのに予想以上に早くなくなってしまいました。ぶどう酒が無くなった事はこれ以上続けても面白くないことです。切実に求めていたものを手に入れても一日で終わってしまうと空しいです。私達の人生にはこのようなことがあります。今年も世界の人々は夢を追い求めて生きました。ある人は夢だったものを実際手に入れました。しかしすぐ失ってしまった人もいます。やっと手に入れた幸せを失った人はこれからどんな暮らしをするのでしょうか。過去の幸せだった瞬間を心に抱いて生きるか。または新しい希望を捜し求めて生きるかでしょう。新しい幸せを求めて再スタートしますが、それも長くは続きません。なぜなら、将来のためにいくら準備しても結局は足りなくなることを悟るからです。いくら備えておいても結局は足りないんだと悟ると疲れ、夢を諦めます。夢を諦めた人はどうすれば良いでしょうか。
3.イエス様が必要な一年
 今日の箇所で新郎、新婦の唯一の希望はイエス様が結婚式場に共におられることでした。イエス様が彼らと共におられたことが彼らの唯一の希望でした。イエス様は今年も私達と共におられました。主が私達と共におられる。これが一番大事です。私に来年の夢があるかどうかも大事ですが、私と共に主イエス様が共にいらしゃることが何よりも大事です。イエス様が私と共におられますとイエス様のビジョンが私達の夢になります。
4.イエス様に従う一年
 イエス様が結婚式場におられましたので問題は解決されましたが、しかし人々がしなければならない細かな仕事が幾つかありました。その一つはイエス様に求めることです。祈りです。マリアがイエス様に求めました。次はイエス様の命令に従うことです。
 今年は夢を叶えることが出来なかったとしても失望することはありません。主が永遠の希望である天国のビジョンを与えてくださいました。天国の望みを抱いて新しい年を迎えたいです。感謝しながら来年を迎えましょう。救い主が最初のしるしを通して今年も夢を追い続けるようにして下さいました。救い主が最初のしるしを通して来年も新しい夢を与えて下さいます。最初のしるしを通してイエス様が救い主であることを示して下さいました。イエス様が来年の希望です。主が与えて下さるビジョンを持って来年、主に従って、元気に再スタートしましょう。