聖 書 使徒信条
 今朝は、「使徒信条③」、イエス・キリストの復活と審きについてともに学びましょう。
1.三日目に死人のうちよりよみがえり
 イエス様は本当に亡くなられ、黄泉にくだり、三日目に復活して下さいました。
復活を事実とする理由は、①十字架の出来事で沈んでいた弟子たちが一週間で主を大胆に告白する証人になった。②ユダヤの指導者もローマ当局も主の復活を否定することはできなかった。③パウロの回心です。彼は知性と学識に富んだユダヤ教徒であり、将来の指導者の地位を約束されていました。簡単に目的を変える人物ではなかったし、個人的には回心は屈辱でしたが、復活のキリストを否定できなかった。④安息日がそれまでの土曜日から日曜日に変わったこと。⑤世々の教会が復活を語り続けてきた。復活の事実を信じなければできないことです。復活は、私たちに「主は生きておられ」私たちを支配し、見守ってくださっていますこと、私たちも、よみがえりの命、永遠の命をいただいていますことを示します。
2.天に昇り、全能の父なる神の右に座したまえり
 イエス様は復活されてから、天に昇られ、全能の父なる神の右の座につかれました。天は神様の領域、神様が支配しておられる所です。これは何を意味するでしょう。①イエス様は本当に神様であることがわかります。②イエス様が、私たち人間が御父のもとに行く道、天に行く道を造って下さったことがわかります。それによって、信じる私たちも天国へ導かれるのです。③イエス様が権威を持っておられ、すべてをご支配しておられるお方でいますことを告白しています。主は十字架において勝利し、私たちが地上にあってサタンに勝利し、信仰の歩みができるように、私たちを擁護し取り成して下さっています。④主が天に帰られたことにより、聖霊様を送って下さった。私たちに聖霊の賜物を注ぎ、その御力によってどんな敵からも守って下さり、私たちの信仰の歩みを完成へと導いて下さっています。聖霊様に満たされて、主を仰ぎ、約束のみ言葉に信頼し、サタンの誘惑に屈せず、信仰もって前進させていただきましょう。
3.かしこより来たりて生ける者と死にたる者とを審きたまわん 
これは来るべき終末における主の再臨を待ち望むものです。クリスチャンの希望です。 再臨を生きている状態で迎えるか、死んでから迎えるかの違いはあっても、すべてのクリスチャンは引き上げられ、神の裁きの座の前に立たされれます。 神様の裁きに対して、主はすでに私たちのためにご自身を捧げて、私たちのすべての呪いを取り去って下さいました。ですから主を信じる者はみな天国に入れていただけます。しかし、「行ったしわざに応じて報いがある」(Ⅰコリント3:13~15、Ⅱコリント5:10、黙示録22:13)ともありますので、聖霊に満たされて、御旨を行っていくことが大切なことであると思います。
聖霊は、私たちに真理を教えて下さいます。礼拝、祈祷会参加を重んじ、更に聖霊様を求め御言葉を学び、真理を悟らせていただきましょう。そして走るべき行程を走り続け、キリストのみ体なる教会を建て上げていきましょう。