聖書 ルカ17:1~6,11~19

1:イエスは弟子たちに言われた、「罪の誘惑が来ることは避けられない。しかし、それをきたらせる者は、わざわいである。
2:これらの小さい者のひとりを罪に誘惑するよりは、むしろ、ひきうすを首にかけられて海に投げ入れられた方が、ましである。
3:あなたがたは、自分で注意していなさい。もしあなたの兄弟が罪を犯すなら、彼をいさめなさい。そして悔い改めたら、ゆるしてやりなさい。
4:もしあなたに対して一日に七度罪を犯し、そして七度『悔い改めます』と言ってあなたのところへ帰ってくれば、ゆるしてやるがよい」。
5:使徒たちは主に「わたしたちの信仰を増してください」と言った。
6:そこで主が言われた、「もし、からし種一粒ほどの信仰があるなら、この桑の木に、『抜け出して海に植われ』と言ったとしても、その言葉どおりになるであろう。
11:イエスはエルサレムへ行かれるとき、サマリヤとガリラヤとの間を通られた。
12:そして、ある村にはいられると、重い皮膚病にかかった十人の人に出会われたが、彼らは遠くの方で立ちとどまり、
13:声を張りあげて、「イエスさま、わたしたちをあわれんでください」と言った。
14:イエスは彼らをごらんになって、「祭司たちのところに行って、からだを見せなさい」と言われた。そして、行く途中で彼らはきよめられた。
15:そのうちのひとりは、自分がいやされたことを知り、大声で神をほめたたえながら帰ってきて、
16:イエスの足もとにひれ伏して感謝した。これはサマリヤ人であった。
17:イエスは彼にむかって言われた、「きよめられたのは、十人ではなかったか。ほかの九人は、どこにいるのか。
18:神をほめたたえるために帰ってきたものは、この他国人のほかにはいないのか」。
19:それから、その人に言われた、「立って行きなさい。あなたの信仰があなたを救ったのだ」。