荻窪栄光教会では、初代牧師の中田羽後師が翻訳した、G.F.ヘンデルの『メサイア』日本語版を、毎年クリスマスシーズンに演奏し、楽曲に込められた聖書の言葉をみなさまにお届けしています。
当教会のメサイア公演の歴史は、1968年に「ハレルヤ・コーラス」など『メサイア』から2、3曲を抜粋して歌った「クリスマス・キャロルの夕べ」に遡り、「メサイア・日本語訳」が完成した第3回目の記念公演では、53曲中30曲を演奏しました。それ以来、徐々に演奏曲目を増やしつつ、会場も、教会の礼拝堂から近隣のホールに移して現在に至っています。
そして、このメサイア公演で合唱する聖歌隊は、イエス・キリストを救い主と信じる当教会の老若男女によって毎年編成され、日本語による『メサイア』を通して、イエス・キリストが私たちにもたらした福音(ふくいん)をお伝えできることを大きな喜びと感じています。
今般は、これまで会場で年に1度だけ演奏していたメサイア公演を、メディアを通して、より多くのみなさまにもお届けできることとなりました。このことも神様の恵みにほかならず、視聴して下さるみなさまにとって、当教会の日本語版メサイア公演が、楽曲を通して歌われるイエス・キリストとお出会いする幸いな時となりますよう、心よりお祈りしています。