聖 書:使徒行伝14章15節~18節

(15) 言った、「皆さん、なぜこんな事をするのか。わたしたちとても、あなたがたと同じような人間である。そして、あなたがたがこのような愚にもつかぬものを捨てて、天と地と海と、その中のすべてのものをお造りになった生ける神に立ち帰るようにと、福音を説いているものである。(16) 神は過ぎ去った時代には、すべての国々の人が、それぞれの道を行くままにしておかれたが、(17) それでも、ご自分のことをあかししないでおられたわけではない。すなわち、あなたがたのために天から雨を降らせ、実りの季節を与え、食物と喜びとで、あなたがたの心を満たすなど、いろいろのめぐみをお与えになっているのである」。(18) こう言って、ふたりは、やっとのことで、群衆が自分たちに犠牲をささげるのを、思い止まらせた。

 
 果物や食べ物が多い収穫の季節になった。私たちは日本に暮らしていることだけで感謝すべきである。4つの季節があるし、季節ごとに食卓の食材が溢れるからである。今日の箇所はパウロとバルナバが異邦人に伝道している時、語ったメッセージの一部分である。聖書の神様が全ての人々にどれほど恵み深くて、慈しみ深いお方であるかを示している箇所である。今日は神様が毎日、人類に与えて下さる食べ物と喜びを見ながら、神様の深い恵みに感謝したいのである。
1.食物を与える神様
 食物は神様が人類に与えて下さる最も基本的な祝福である。神様は人の体が食物を食べて生きるように設計された。同時に食べ物は心の喜びを満たす重要な働きをする。日本には四つの季節があって、季節ごとに旬の食べ物がある。秋には他の季節よりもっと多いのである。その季節に出荷される食料は体を健康にする。体もそれを分かっているのか、季節が変わるとその季節の食材が食べたくなる。食べ物は体だけではなくて精神的な健康にも重要なものである。神様は私たちの食べ物の問題を解決して下さるために今日もお働きになる。今日も私たちに食物を与えて下さる神様に心から感謝しよう。
2.雨と実りの季節を与える神様
 創世記1:14によると地球は最初から時間の変化と季節があった。季節の変化は私たちの体と精神を健やかにするのである。季節が四つあることは不便なことも少しはあるが、基本的には健康に良いことである。
雨と実りの季節を与えて下さる神様に関するもう一つの大事なことは神様が聖なる義のお方であることを現す。人は神様に対して最後まで義を守れないが、神様は最後まで人に対して義を守るお方である。今日の箇所とマタイ5:45には神様が自然の恵みを通して現された神の義がある。
3.赦しと救いを与える神様
 神様は人々が悔い改める日まで待っておられる。悔い改めるまでしばらく引き続き、食べ物を与えて下さり、雨を降らして下さり、光を照らして下さり、実りの季節と喜びも与えて下さる。そして、悔い改めると直ぐに赦して下さり、救って下さる。人間の救いを通して神様の義を明確に現す。私たちの救いの確信は神様の義に土台を置く。私たちが不義の中で歩んでも神様は最後まで義を守られる。永遠に変わらない神様のその義に基づいて私たちは正しく回復するのである。
Ⅱコリント6:2「見よ、今は恵みの時、見よ、今は救の日である」
結 論
 今年も神様は私たちに豊かな食べ物を与えて下さった。ただの果物、食物ではない。私たちを憐れんで下さる神様の恵みの実である。罪から立ち返って来るまで待っている神様の忍耐の実である。神様の義による実である。感謝を持って頂きたいのである。