聖 書:箴言4章20節~23節

(20) わが子よ、わたしの言葉に心をとめ、わたしの語ることに耳を傾けよ。(21) それを、あなたの目から離さず、あなたの心のうちに守れ。(22) それは、これを得る者の命であり、またその全身を健やかにするからである。(23) 油断することなく、あなたの心を守れ、命の泉は、これから流れ出るからである。

 悪い時代の中にあって、教会は、神に喜ばれるキリストの花嫁として整えられ、地の塩、世の光として使命を果たしていけるように、まず質の成長が大切です。質が上がれば数も増えていきます。私たち一人ひとりの信仰が成長し、豊かな実を結んでいけるようになりたいです。「それによって、わたしの父は栄光をお受けになる」(ヨハネ15:8)のです。私たち一人ひとりが豊かな実を結び、神様の栄光を現していけるよう願います。
1.良い木を育てる
 たくさんの良い実を結ぶためには、しっかりした木を育てることです。そうすれば自然に良い実を結んでいきます。では良い木とはどのような木でしょう。豊かな良い実を結ぶ木の特徴は、流れのほとりに植えられ、その根を深く張り、常に豊かな水分や養分をいただいていることです。神様は私たちのすべての必要をご存知で与えて下さり、成長させ、豊かな実を結んで下さるのです。豊かな良い実を結ぶ良い木となるために、まず私たち一人ひとりがイエス様に深く根を張り、常に聖霊様に満たされていることが大切です。
2.心の思いを正すこと
 社会から聞こえてくるメッセージは、私たちの心をがっかりさせたり、傲慢にさせたりするものが多いです。サタンは常に私たちの心の思いに攻撃してきます。サタンとの戦場はまさに私たちの心の中なのです。サタンは巧妙に目の前の悪い状況を大きく見せ、「もうだめだ、あきらめるしかない・・・」と、私たちから信仰を奪おうとするのです。
しかし良い木は、そのようなときにも、神の約束の言葉に耳を傾けることができます。
 「油断することなく、あなたの心を守れ、命の泉は、これから流れ出るからである」(箴言4:23)とあるように、心を見張りましょう。心の倉に悪いものが入ってきた時はすぐに出して、いつも心の倉が良いもので満たされるようにして頂きましょう。そうしていくうちに、豊かな良い実を結ばせていただけるのです。今心の中に神様に喜ばれない思いがあるならば、聖霊様によって清めて頂き、神様の愛に満たされるように求めましょう。
3.み言葉と御霊によって
 「流れのほとりに植えられた木」(詩篇1:1)のように、常に心の栄養を求めましょう。神の言葉に心を留め、その語ることに耳を傾けること、それを目から離さず、心のうちに守れと命じられています。み言葉に親しみ、御霊の導きを求めて従っていきましょう。日本のビジネスマンは、大きな夢を持って海外にもどんどん進出しています。日本のクリスチャンも神様から大きな幻を頂き、それが現実となっていくように、信仰と祈りによって求めていきましょう。心の倉に良いものを満たすように心を整えましょう。一人ひとりがみ言葉と御霊によって豊かな良い実を結んでいけるように、教会が質と量において成長していけるように、どのような働きにおいても豊かな実を結ぶことができるように求めていきましょう。
 私たちが豊かに実を結び、キリストの弟子となるならば、それによって神様が栄光をお受けになるのです。みんなが百倍の実を結ぶことができますように、助け導いて下さい。