聖 書:使徒行伝2章17節~21節

(17) 『神がこう仰せになる。終りの時には、わたしの霊をすべての人に注ごう。そして、あなたがたのむすこ娘は預言をし、若者たちは幻を見、老人たちは夢を見るであろう。(18) その時には、わたしの男女の僕たちにもわたしの霊を注ごう。そして彼らも預言をするであろう。(19) また、上では、天に奇跡を見せ、下では、地にしるしを、すなわち、血と火と立ちこめる煙とを、見せるであろう。(20) 主の大いなる輝かしい日が来る前に、日はやみに月は血に変るであろう。(21) そのとき、主の名を呼び求める者は、みな救われるであろう』。

 21世紀に入ってどんなにか期待しましたが、見事に裏切られました。9月11日、ニューヨーク世界貿易センタービルにテロ攻撃があ り、全世界を恐怖のどん底に落し入れました。2002年は世界的な不況、2003年にイラク戦争が始まり、サーズがアジアを襲いまし た。2004年にはクリスマスの翌日、インド洋大津波が多くの尊い生命を奪いました。昨年はアメリカのハリケーン・カタリナがニューオ リンズを台無しにしてしまいました。日本でも新潟地区の大雨、地震が続き、幼い生命が次々と消されるニュースが相次いでいます。北朝 鮮に拉致された人々の悩みはいつ解決されるのでしょうか。
 どこに救いがあるのでしょうか。
 世界のベストセラー聖書はこう言っています。「主の名を呼ぶ者は、みな救われる」(使徒2:21)。何という力強い、希望に満ち、 確信に溢れた言葉でしょう。・・
Ⅰ.主の名を呼ぶ必要
 物質生活は豊かになり、科学知識は向上し、立派な家に住み、国内海外の旅も楽しみ、娯楽のスケールも巨大化して、快楽一杯です。し かし人の心は憎しみ、貪欲、汚れが満ちています。世界には不義と暴虐が幅をきかせています。まさに人間はもう「出口なし」です。どこ にまことの救いがあるのか、「主の名を呼ぶ必要」があります。
Ⅱ.主の名を呼ぶ根拠
 主とは、イエス・キリストのことです。このイエス・キリストに根拠があります。このお方は、
 ① 超自然の誕生。罪のない誕生。
 ② 超自然の生涯。罪のない生活。
 ③ 超自然の業績。罪のないキリストが、罪ある人間の身代わりとして十字架に生命を捨て、三日目に死人の中からよみがえって、生きた 救い主となられました。このお方が救いの根拠です。
Ⅲ.主の名を呼ぶ救い
自分の罪を認め、悔い改め、この救い主を信じる時、「みな」だれでも、「救われる」、即座に、しかも永遠の保障付きです。
 今日はペンテコステ、教会の誕生日です。主の名を呼んで、あなたも救われましょう。