聖 書:ルツ4章18節~22節
(18) さてペレヅの子孫は次のとおりである。ペレヅからヘヅロンが生れ、(19) ヘヅロンからラムが生れ、ラムからアミナダブが生れ、(20) アミナダブからナションが生れ、ナションからサルモンが生れ、(21) サルモンからボアズが生れ、ボアズからオベデが生れ、(22) オベデからエッサイが生れ、エッサイからダビデが生れた。
旧約聖書を色々な主題から見ることが出来るが、系図を中心に見ることも面白い。創世記から沢山の系図がある。系図を書いて一つの時代を終える。今日の箇所もまさにその代表的な例である。今日のみことばには「誰から誰が生まれ」しかないのでつまらないかもしれない。しかし、その中に含まれている内容はものすごく大事なことである。ルツ記があるからヨシュア記とサムエル記がスムーズにつながるのである。ルツ1~4章の中でこの系図が最も重要である。アブラハムの時代から王様の時代をつなげるため、今日の箇所に出てくる十人の役割は大事である。彼らの人生を通して注目すべきことは神様の歴史が彼らの名前を通してつながっていることである。私たちの名前と共に神様の歴史がつながる。この事実から私たちはどんな価値観で生きるべきかを考えよう。
1.最後まで熱心に生きること
神様は新たな歴史をお造りになるお方である。神様は過去の歴史と未来の歴史をつなげて行かれる。今までの歴史を断ち切らないで神様の方法で続けて行かれる。その理由で私たちもいかなる時でも望みを捨てないで熱心に生きたいのである。
神様に対する最後の望みを捨てるとそこにはマラ(苦しみ)の人生しかない。しかし、最後まで主を信じ続ける人はナオミ(喜び)の人生に変えて下さる。いかなる時でも私たちは失望しないで生きたいのである。神様の歴史がつながるところには最後まで熱心に暮らしていた一人の信仰者がいる。私たちもその一人になりたいのである。
2.日常生活から人生の意味を見つけること
私たちの日常生活は神様の歴史の一つの部分である。私たちはその意味で現在の生活から意味を探したい。私たちもルツのように名前が残る。神様の本に私たちの名前が永遠に残る。名前が残ることは我らの人生、全てがそのまま残ることを意味する。名前が無くなると全ての功績が同時に消える。正に虚しいことである。神様から頂いた時間は本当に短いもので、短いものだからこそ貴重なものである。はっきりした信仰の目標を持って楽しく、熱心に生きたいのである。
3.人々とのつながりを大事にすること
ルツは自分の国から離れたので全ての人間関係がしばらく切れていたが、ボアズを通して新たな人間関係が広がった。歴史というものは人から人へのつなぎである。今まで知り合った人々との人間関係、これから新しく交わる人々との関係を通して神様の歴史はつながる。その人間関係を大事にしたいのである。人間関係が全部断ち切られている人を通してリバイバルが起こることはない。神様は日本の教会において現在の忍耐の時代と未来のリバイバルの時代を結びつける。その過渡期を暮らしている私たちの名前も鮮明に刻まれる。プライドを持って熱心に楽しく生きたいのである。