聖 書:詩篇84篇1~12節  

(1) 万軍の主よ、あなたのすまいはいかに麗しいことでしょう。(2) わが魂は絶えいるばかりに主の大庭を慕い、わが心とわが身は生ける神にむかって喜び歌います。(3) すずめがすみかを得、つばめがそのひなをいれる巣を得るように、万軍の主、わが王、わが神よ、あなたの祭壇のかたわらにわがすまいを得させてください。(4) あなたの家に住み、常にあなたをほめたたえる人はさいわいです。〔セラ
(5) その力があなたにあり、その心がシオンの大路にある人はさいわいです。(6) 彼らはバカの谷を通っても、そこを泉のある所とします。また前の雨は池をもってそこをおおいます。(7) 彼らは力から力に進み、シオンにおいて神々の神にまみえるでしょう。(8) 万軍の神、主よ、わが祈をおききください。ヤコブの神よ、耳を傾けてください。〔セラ
(9) 神よ、われらの盾をみそなわし、あなたの油そそがれた者の顔をかえりみてください。(10) あなたの大庭にいる一日は、よそにいる千日にもまさるのです。わたしは悪の天幕にいるよりは、むしろ、わが神の家の門守となることを願います。(11) 主なる神は日です、盾です。主は恵みと誉とを与え、直く歩む者に良い物を拒まれることはありません。(12) 万軍の主よ、あなたに信頼する人はさいわいです。

 主から祝福された2007年であり、クリスチャン生涯でありたいと思います。
1.私たちは祝福の源泉、力の源をどこに持っているでしょうか?
私たちの経験や努力によって祝福が得られるわけではありません。祝福の源泉はもちろん神ご自身です。詩篇84:6は新共同訳では「心に広い道を見ている人」、新改訳では詩篇84:5に「その心の中にシオンへの大路のある人」となっています。大切なことは私たちの心の中に、祝福の源なる神へ通じる広い道、ハイウェー、あるいは新幹線を持っているかということです。
 アブラハムの生涯は神から祝福された生涯でした。その秘訣はいつでも、どこでも、祭壇を築いて、まず、神に礼拝をささげたところにあります。私たちもこの年、まず神のもとに直行するハイウェーを開通していただきたいと思います。礼拝、デボーションだけでなくいつでもどこでもすぐ主のもとにかけこみ、主との交わりが与えられるハイウェーを心に持ちましょう。
2.神へのハイウェーの整備
 先週7日は大雪のため中央道は通行止めになりました。私たちの心のハイウェーも様々のことで通行止めとなり、神との交わりが途絶えてしまうようなことはないでしょうか?ルカ10:38~42のマルタとマリヤの話から、マリヤはイエスのそばで、み言葉に聞き入っていました。しかし、マルタは接待のことでせわしく、心取り乱して、何が大切なのか順序を見失ってしまいました。私たちも主との交わり、デボーション、礼拝の大切さを知りながらそれを後回しにして、働き、奉仕し、動き回り、しゃべり続けて何かしなければと心掻き立てられマルタのようにいらだってしまうことがあるのではないでしょうか。そのようなとき、心を静めて、重荷を下ろし、呼吸を整えて「お前たちは、立ち帰って静かにしているならば救われる。安らかに信頼していることにこそ力がある。」(イザヤ30:15・新共同訳)のみ言葉に従い、神へのハイウェーを整備して、神との交わりを復活させていただきましょう。
3.祝福があふれ出る生活
 祝福の源泉である主との交わりが豊かになるとき、主のみ言葉と聖霊に満たされ、どんなに涙の谷があってもそこを泉の湧くところ、祝福が溢れ出て、他の人をも潤すことができる存在となれるのです。この1年、まず神のみ前に静まり、主との交わりを優先させていこうではありませんか。