聖 書:エペソ1:3~6
(3) ほむべきかな、わたしたちの主イエス・キリストの父なる神。神はキリストにあって、天上で霊のもろもろの祝福をもって、わたしたちを祝福し、(4) みまえにきよく傷のない者となるようにと、天地の造られる前から、キリストにあってわたしたちを選び、(5) わたしたちに、イエス・キリストによって神の子たる身分を授けるようにと、御旨のよしとするところに従い、愛のうちにあらかじめ定めて下さったのである。(6) これは、その愛する御子によって賜わった栄光ある恵みを、わたしたちがほめたたえるためである。
今日は基督教の中心である三位一体の神様に関して、考えてみます。エペソ1:1~13は三位一体の神様のお働きに関して書いてあります。
1.三位一体の神様
基督教は三位一体の神様を信じます。聖書には三位一体と言う単語はありませんが、エペソ書には溢れるほど三位一体の働きがあります。ですから私達は三位一体を知らなければなりません。エペソ書は神様の本質を説明するために三位一体を言っているのではなくて、私達に救いの確信を得させる為に三位一体の概念を説明しています。三位一体の神様の一番重要なお働きは私達の救いです。一人一人の救いが教会の形成につながります。その一つ一つの教会が神様のご栄光を表します。私の救いの為に三位一体の共同の働きが私を確実に救いに導きます。私の救いの為に父なる神独特の働きがあり、イエス・キリスト独特の働きがあり、聖霊様独特の働きがありますが、それも協力によっての働きです。これから三位の神様のひとつずつのお働きを見ましょう。今日は三位の中で父なる神様のお働きを見ましょう。
2.父なる神のお働き(救いの計画者、設計者)
(1)私の父なる神様
主イエス・キリストの父なる神がこれから私達の父なる神になられます。神様が私達の霊のお父様です。その意味に関して考えてみましょう。今日は特に父母の日ですのでもっと意味があります。
1)子供にとって非常に親しみある言葉です。その親しみを持って神様を呼びたいです。
2)私達は神様の家族の一人です。
神様がお父様で私達は皆同じ兄弟姉妹です。私達は皆、同じ世代です。現在の家庭の親子世代には壁があります。親の世代は子供の世代を、子供の世代も親の世代を受け入れません。世代が互いに別れています。その理由はエペソ2章の罪が親の世代にも、子供の世代にもあるから世代を隔てる壁は当たり前です。世代を隔てる壁はいつの時代にもありました。教会の中にも親の世代と子供の世代には壁があります。親の世代の信仰から見れば子供世代の信仰スタイルは気に入りません。しかし、主にあって私達は親の世代も、子供の世代も皆、神様の子供です。ですから、私達は信仰の故に世代の隔てを乗り越えなければなりません。互いに哀れみをもって違う世代を受け入れましょう。親の世代は子供の世代を、子供の世代は親の世代を受け入れましょう。
(2)救いの計画者、設計者
建築と関連ある言葉に注意したいです。キリストにあってわたしたちを選び(4節)、あらかじめ定めて下さった(5節)、自らあらかじめ定められた計画に従って(9節)、時の満ちるに及んで実現されるご計画(10節)、あらかじめ定められ、神の民として選ばれたのである(11節)、すべての事をなさるかたの目的の下(11節)。これらの表現から総合すると父なる神は救いの為の計画者、設計者です。父なる神は長い時間準備して来られました。私の救いの為に(救いと言うものは霊的な建築、霊的な建物です)。私達の平均寿命に比べると想像を絶する期間です。救いは設計者である天の父なる神様の御手の中にあり、委ねられています。
(3)天上で霊のもろもろの祝福をもって、わたしたちを祝福して下さるお方
私達が現在持っている天上の祝福はまだまだ足りません。もろもろの祝福だからまだまた与えられるはずです。天上のもろもろの祝福は救いの証拠として父なる神様が与えて下さいます。皆様も救いの証拠として神様の天上の祝福を求めてみて下さい。私達は経済的な祝福一つしか持っていません。霊的な祝福はまだまだです。私達の教会もこれから、どんな祝福をもらえるか?楽しみにしましょう。