聖書:ヨハネ7:37~39

7:37 さて、祭りの終わりの大いなる日に、イエスは立ち上がり、大きな声で言われた。「だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい。
7:38 わたしを信じる者は、聖書が言っているとおり、その人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになります。」
7:39 イエスは、ご自分を信じる者が受けることになる御霊について、こう言われたのである。イエスはまだ栄光を受けておられなかったので、御霊はまだ下っていなかったのである。

「仮庵の祭」の予定でしたが、猛暑ですので涼しい「生ける水の川」の話にしました。今日の主題は「仮庵の祭」の日の出来事です。神様の導きは素晴らしいです。
Ⅰ祭りの終わりの大いなる日
「仮庵の祭」はユダヤ暦の第七の月の15日から8日間行われました。この祭りの最後の日に大祭司がシロアムの池から水を汲んで神殿の祭壇に捧げました。
140年間の荒野における生活が守られたことに対する感謝。
2定着した生活において水が豊かに与えられるための祈願。
3メシアの来臨です。

Ⅱわたしのもとに来て飲みなさい。
イエス様は「だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい。」と言われました。この言葉は五旬節(ペンテコステ)の日に実現しました。
1求める者=「ご自分に求める者たちに聖霊を与えてくださいます。」
(ルカ11・13)
2信じる者=「信仰によって、あなたがたの心のうちに・・」(エペソ3・17)
3従う者=「神がご自分に従う者たちにお与えになった聖霊も証人です。」
(使徒5・32)
Ⅲ聖書が言っているとおり
1「あなたがたは喜びながら水を汲む。救いの泉から。」(イザヤ12・3)
2「鹿が谷川の流れを慕いあえぐように~あなたを慕いあえぎます。」
(詩篇42・1)
3「ああ、渇いている者はみな、水を求めて出て来るがよい。」(イザヤ55・1)

Ⅳ生ける水の川
1生ける水の川の本質=「イエスは、ご自分を信じる者が受けることになる御霊について、こう言われたのである。」(ヨハネ7・39)
2生ける水の源=「その水は祭壇の南、神殿の右側の下から流れていた。」(詩65・9)
3生ける水の川の別称=①神の川(詩65・9)、②楽しみの川(詩36・8)、
③平安の川(イザヤ48・18)、④喜びの川(詩篇46・4)、⑤正義の神(アモス5・24)、⑥知惠の川(箴言18・4)、⑦水晶のような川(黙示22・1)

Ⅴその人の心の奥底から流れ出る
1神が望まれること=「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべてのことにおいて感謝しなさい。」(Ⅰテサロニケ5・16~18)
2いつまでも残るもの=「いつまでも残るのは信仰と希望と愛、これら三つです。その中で一番すぐれているのは愛です。」(Ⅰコリント13・13)
3御霊の実=「御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です。こようなものに反対する律法はありません。」(ガラテヤ5・22~23)

「聖霊によるのでなければ、だれも『イエスは主です』と言うことができません。」(Ⅰコリント12・3)、聖霊によって始められた私たちの信仰、御国に凱旋するまで、万事聖霊の信仰を貫く者でありたいと願います。