キリスト教の「異端」とは

異端(ギリシャ語でハイレシス)は、聖書では「1派」(使徒24:5)「分派」(ガラテヤ5:20)などと訳されていますが、ふだんキリスト教会で用いられる意味は、「彼らは、滅びをもたらすハイレシスをひそかに持ち込み、自分たちを買い取って下さった主を否定するようなことさえして、自分たちの身にすみやかな滅びを招いています」(Ⅱペテロ2:1)と言われるように、イエス・キリストを否定し、あるいは、最も大切なこととして伝えられた聖書の証言を曲解したものを指しております。(「異端とは何か」井出定治師著 いのちのことば社12P)
キリスト教の異端とは、キリスト教の正統的な教義を完全に逸脱した教えを持つ疑似キリスト教のグループであると考える事が出来ます。

異端とカルトは同じではありません。

カルトはキリスト教だけでなくあらゆる宗教や宗教ではない集団もカルトとなる事があります。
カルトはラテン語のcultusを語源とし、カリスマ的指導者を中心とする小規模で熱狂的な信者の集まりを指します。やがてカルト的グループによって様々な事件が引き越されるようになり、指導者に服従させ、信者の自主性を阻害し、犯罪行為を犯すようになり、「破壊的カルト」と呼ばれるようになりました。
あなたの所属する集団がカルト的であるか否かを知りたい場合JDCC(日本脱カルト研究会)の集団健康度チェックなどを参考にして下さい。
http://http://www.jscpr.org/

なぜ異端やカルトが問題視されるのでしょうか

異端やカルトが問題となるのは、それらのグループに入信した結果として様々な問題行動が引き起こされる事によるものです。多くの場合信じた方々は正しい事と信じて違法行為などを行うようになります。その結果として反社会的集団と見なされる事となるのです。

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